2012/02/04
スピッツ / フェイクファー
第5弾
スピッツ/フェイクファー
1993年発売
今作は共同プロデューサーにカーネーションの棚谷祐一を迎えて作られた。
レコーディング、ミックスエンジニアはユニコーンでお馴染みの宮島さんが手がけている。
運命の人、楓 などシングルカットされた曲をはじめスピッツ・草野マサムネの魅力が詰め込まれた1枚。
歴代スピッツの作品のなかでも1・2位を争う出来だと思います。
2012/02/03
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT/BURNING MOTORS GO LAST HEAVEN
一口坂スタジ営業終了記念企画
第4弾
今回はCDではなくDVDです。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェルガンエレファント)
BURNING MOTORS GO LAST HEAVEN
2003年10月11日 幕張メッセで行われた彼らのラストライブを収録したDVD
当日の光景は凄まじかった。
幕張メッセには全国から彼らのファンがおとずれ、チケットを手に入れられなかった多くのファンも会場の外に集まっていた。
幕張メッセは超満員。
ライブが始まった時に感じたのは
「ドラム・ギター・ベース・ボーカル、この4人だけでこれだけの人間が幕張に集まったのか」
という事。
特にMCもなく曲は黙々と終わりへ続いていく。
ラストは彼らのデビュー曲である"世界の終わり"で締めくくられる。
あたかもこの日のために作られたような曲がこのバンドの運命を物語っている。
ギターのアベさんは弦が2本切れた状態で演奏をし切っていた。
"そんな事"はどうでも良いのだろう。
最後の最後までミッシェルであり続けた彼らの姿がここにはあります。
このライブ音源のミックスダウンは後日一口坂スタジオの5STで行われています。
エンジニアはおなじみ山口州治さん。
このミックスダウンにも「解散したから」という理由でメンバーは一度も姿を現すことはありませんでした。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT ラストライブ。
バンドとは何か?ライブとは何か?それを感じる事が出来る貴重な記録映像です。
2012/02/02
NiNa / NiNa
一口坂スタジオ営業終了記念企画
第3弾
Nina / Nina
1999年発売
佐久間正英さんを中心にジュディマリのyuki、B-52’Sのケイト・ピアソン、Japanのミック・カーン、ドラムのスティーブン・ウルフらによる企画バンドの作品。
河口湖スタジオにてレコーディング、エンジニアはトム・デュラックという最強布陣で臨んだ1枚。
様々な要素が盛り込まれたアルバムだが基本はポップ。
ベースのミック・カーンは既に他界しており日本での貴重なプレイが収録されている。
録音はアナログMTR スチューダーA800 Mk2 をメインに
デジタルレコーダーはSONY3348を使用せずにオタリのRADARというハードディスクMTRを使用している。
2012/02/01
TMN 「RYTHM RED」
第2弾
TMN "RYTHM RED"
80年代~90年代にかけて活躍したテクノ(?)バンド
1990年発売 TM Networkの改名後の最初のアルバム。
このアルバムは当時世界的にも貴重なシンクラヴィアというシステムを使って制作されたようです。
一口坂スタジオの1STを数ヶ月ロックアウトしての録音だったそうで今では考えられないような贅沢な録音です。
シンクラヴィアというのは私も本物を使ったりした事はありませんが、当時で100Khzサンプリング、マルチトラック録音・編集、サンプリング機能、シーケンス機能、FM音源搭載など様々な機能が搭載されたモンスターマシンだったようです。
今で言うDAWのはしりのようなシステムです、金額は数千万円とも1億円とも言われる幻の機械です。
今ではProToolsはじめDAWが個人でも買える時代ですが当時はかなりの戸惑いが現場にあった事は想像できます。
レコーディングスタジオでMTRを使わない事がまずまれで当時の小室哲哉のレコーディング環境へのこだわりが垣間見えるエピソードです。
アルバムの内容的には全体的にハードロック色が強くそれまでのTMのイメージから大きくはなれたものになっています。良く言えば挑戦的です。
シンクラヴィアレコーディングに興味のある方は是非
2012/01/31
Grapevine 覚醒
本日から一口坂スタジオ、河口湖スタジオで録音されたCDを紹介していきます。
第一弾
GRAPEVINE 覚醒
1997年発売 ファーストミニアルバム
河口湖スタジオでレコーディングされています。
まだ初々しさが残るもののGRAPEVINEとしての世界が既に確立されている一作。
作詞・ボーカルの田中君の書く詩は文学青年の色が今より少し強い感じがまた新鮮です。
最後のペースズはエンディングのリフレインの美しさと刹那さが秀逸な名曲です。
まだGRAPEVINEを知らない人も
彼らの原点がここにあります。
2012/01/18
CAPTAIN BEYOND(キャンプテン・ビヨンド)
1972年 デビュー作
私がこのアルバムを手にしたのは偶然でした。
いわゆるジャケ買いというものです。
第一印象は「ダセージャケットだな」でした。
しかし中身は以外や以外・・結構な力作です。
○キャプテン・ビヨンドはディープパープルの初代ヴォーカル ロッド・エバンス、ボビー・コールドウェルが中心の実力派バンド。
このメンバーでの作品は今作のみとなってしまいますが、ハードロック、プログレなど織り交ぜた素晴らしいロック作品となっています。
隠れた名作ではないでしょうか?
おまけ:以前スピッツの草野さんにこのCDを見つかって「キャプテンビヨンド懐かしい~結構好きだったなあ」という話をした事を思い出しました。