2015/09/30
LYNYRD SKYNYRD/Street Survivors
LYNYRD SKYNYRD(レイナード・スキナード
/Street Survivors(ストリート・サバイバーズ)
1977年発売
サザンロックというジャンルを築いたレイナードスキナード 5枚目のオリジナルアルバム。
レイナード・スキナードの良い所は 全然やってることが変わらない という事だと私は思います。
カントリー、ロック、ブルース、ブギーなどこれぞアメリカという感じです。
レイナードスキナードの中でもこのアルバムを紹介した理由は他にあります。
有名な話ですが、このアルバムの発売後のツアー中にメンバーが乗った飛行機が墜落し
ボーカル含むメンバー2人とツアーメンバーの計3名が無くなってしまいました。
飛行機事故を暗示するかのような炎に包まれたジャケット写真。
実に記憶に残るアルバムです。
2015/03/06
ON TIME/GRAND FUNK RAILROAD
1969年発売のグランド・ファンク・レイルロード(後にグランド・ファンクに改名)のファーストアルバム。
3ピースバンドというバンドとしての最小編成のこのバンド
ロックバンドとはなんぞや?という問いにひとつの答えがあるとするなら
グランド・ファンク・レイルロードを聞け と言ってもいいかもしれません。
ファーストアルバムならではの勢い、エネルギーに満ちた傑作です。
ロックの70年代黄金期の始まりを予感させます。
レコーディングエンジニア:Kenneth Hamann
2015/02/20
Inner Flame/Rainer Ptacek Tribute Import
ジミー・ペイジ&ロバート・プラントが参加していたので購入したオムニバスCDです。
意外や意外。
どの曲も素晴らしく 積極的な攻めの音作りがされていると感じます。
このあたりのサウンドメイキングの大胆さは なかなか日本では聞けないものですね。
逆に 極力音を使わないというようなアプローチの曲もあり
非常に素晴らしい仕上がりとなっています。
2、6、7、8、12、がおすすめです。
2と8は 本当に脱帽です。
2015/02/19
SEAL(シール) / SEAL II
1994年発売
SEALのセカンド・アルバム
プロデューサーは前作と同じTrevor Horn。
デビューアルバムよりも より世界観が洗練された内容となっている。
Trevor Hornと言えば元イエスのメンバー、アート・オブ・ノイズで有名だと思うが
前作は少しアート・オブ・ノイズテイストが強かった印象があるが
このアルバムでは「SEAL」というアーティスト世界を確立した感を受ける。
このアルバムのサウンドメイクは後の日本のアニメやドラマの劇伴にもかなり影響を与えているように感じる。
(某有名作曲家の作品によく似たものが多々ある)
プロデューサー:Trevor Horn
ミキシングエンジニア:Steve MacMillan,Steve Fitzmaurice,Tim Weider
マスタリングエンジニア:Stephen Marcussen
2014/08/19
the Jon spencer blues explosion / orange「ジョン・スペンサーエクスプロージョン/オレンジ」
the Jon spencer blues explosion / orange
「ジョン・スペンサーエクスプロージョン/オレンジ」
1994年リリースのバンド2ndアルバムです。
ジョン・スペンサー率いる3ピースブルースロックバンドなのですが ブルースやロックといった枠をはみ出したヒリヒリするような緊張感とスピード感のある独特な雰囲気があります。
1曲目のいきなりストリングスから始まる緊張感漂う曲から 少しアルコールが入っているかと思うほどのテンションの曲もあり非常に聴き応えのあるアルバムです。
12曲目にはベックが参加しているようですね。
こういうバンドのレコーディングは音決めに何時間もかけたりしないで きっと その場のテンション一発撮りみたい感じなんでしょうか?
音質的にはそれほど優秀ではないですがサウンド的には文句なくかっこいいです。
ちなみにライブなどでジョン・スペンサーだけマイクがSM57なのですが これは口に咥えて歌うので58系だとダメなんでしょうね。
私が持っているCDは輸入盤で銀色のデジパック仕様なのですが デジパックというパッケージが始まったのもこの辺りかと記憶しています。
歌詞カードなど余計なものは一切なし。
音を聞け という事なのでしょうか?
こういったところにもバンドの雰囲気が漂っていて今でも大好きなアルバムです。
2014/04/30
Fiona Apple / WHEN THE PAWN (フィオナ・アップル/真実)
Fiona Apple / WHEN THE PAWN (フィオナ・アップル/真実)
1999年発売の2ndアルバム話題性も含めて大ヒットした1stよりも明るめ(?)な内容だが
やはり根底には彼女の中にある"闇"から作られた音楽が詰まっている。
けだるいボーカルとワイルドな太いサウンド。
7曲目などはアレンジも含めて「こういのは絶対に日本人からは出てこないな・・」という感想です。
まさにアーティスト。
精神の奥深くから生まれてくる音楽がここにあります。
Produce:Jon Brion
Recording :Rich Costey
Mix:Rich Costey & Jon Brion
当時は椎名林檎とフィオナ・アップル、日米のリンゴはすげえ というような会話がスタジオで交わされていました。
彼女のHPを見た瞬間に普通じゃない感を感じることが出来ると思います。
まだ彼女を知らない人は是非。
2014/04/29
Lisa lorb / Firecracker (リサ・ローブ ファイアークラッカー)
★ Lisa Loeb / Firecracker (リサ・ローブ ファイアークラッカー)
90年代後半は女性ボーカルのヒットが多い印象ですが、彼女も1995年ファーストアルバムTailsでヒットを出し今作は1997年発売の2ndアルバムです。ロックサウンドとアコースティックサウンドが見事に融合しておりまさに90年代サウンドといった感じのアルバムです。
ポップなロックあり、アコースティックな曲あり、豪華なストリングスサウンドあり・・ミックスをボブ・クリアマウンテン・・と 私の中では90 年代を代表する1枚です。
Prducer : Juan Patino & Lisa Loeb
Enginner : Juan Patino
Mix :Bob Clermountaun
2012/01/18
CAPTAIN BEYOND(キャンプテン・ビヨンド)
1972年 デビュー作
私がこのアルバムを手にしたのは偶然でした。
いわゆるジャケ買いというものです。
第一印象は「ダセージャケットだな」でした。
しかし中身は以外や以外・・結構な力作です。
○キャプテン・ビヨンドはディープパープルの初代ヴォーカル ロッド・エバンス、ボビー・コールドウェルが中心の実力派バンド。
このメンバーでの作品は今作のみとなってしまいますが、ハードロック、プログレなど織り交ぜた素晴らしいロック作品となっています。
隠れた名作ではないでしょうか?
おまけ:以前スピッツの草野さんにこのCDを見つかって「キャプテンビヨンド懐かしい~結構好きだったなあ」という話をした事を思い出しました。
2011/11/28
Loggins & Messina 「Sittin'In」
ケニー・ロギンスとジム・メッシーナのユニット
ロギンス アンド メッシーナの1972年発売のファーストアルバム。
ケニー・ロギンスと言えばトップガンの主題歌のイメージが強いかもしれませんが
歌手としての才能を開花させたのはプロデューサーであるメッシーナだったようです。
1曲目から素晴らしいハーモニーが聞けますがなんと言ってもお勧めは2曲目の"Danny's Sons"
とにかく曲が素晴らしいしアレンジも牧歌的なバラード調なのですが感情を動かされるようなボーカル。
ラストコーラスまでおいしいハーモニーが出てこない所も憎い演出です。
イントロや曲頭、アルバムの1~3曲目までしか気にしない現在のJ-POPにはない曲を最初から最後まで楽しむアレンジ、アルバムを通して聞く楽しさを再発見させられる素晴らしいアルバムです。
是非一度手にとってお聞き下さい。
2011/04/08
ライアン・アダムス "Love is Hell"
ライアン・アダムス(Ryan Adams)
Love is Hell
2003年発売
ライアン・アダムスはアルバムにより作品のカラーが結構変わるのですが
私は彼の本当の姿はこの世界観なにではないかと思います。
元々はウイスキータウンというカントリーバンドをやっていたのですが、ソロになってから独特の雰囲気が出てきました。
ヒット作GOLDで見せたシンガーソングライターとしての才能とは反対にあるような、暗さや少しベクトルが違う感じのサウンドが聞けます。
明るい曲もありますが全体的には霧がかかった様なモノトーンの質感で覆われています。
何より彼の録音に対するスタイルが好きです。
声がかすれようが失敗しようがお構いなし。
音楽に対する姿勢を感じます。
さらに音色作りでも日本人では到底真似出来ない大胆さと繊細さが入り混じった不思議なサウンドです。
このアルバムは私の手本です。(スタンスとしての)
ビールを飲みながら・・ではなくバーボンがよく似合います。
2011/02/01
EAGLES "The VeryBest of The Eagles"
イーグルス "ベリー・ベスト・オブ・イーグルス"
言わずと知れたアメリカのロックバンドのベスト版。
現在は株式会社イーグルスとなっている(何だそれ?)
リマスターが施された本作はデビュー曲の「テイク・イット・イージー」もサウンドが見事に蘇っている。
初期からホテルカルフォルニア以降までイーグルスの歴史を納めた1枚。
最近は再結成後のゴタゴタでドン・フェルダーが解雇されたりとファンには嬉しくない活動状況だが
デビューの1971年~1982年解散までの名曲が詰まっている。
楽曲の素晴しさもさることながら演奏の完成度、見事なコーラスワークなど現在の日本の音楽業界には見られないプロの仕事を聞くことが出来る1枚。
モニターチェックに、ドライブに、とにかく無性に聞きたくなる最高のアルバムです。
2011/01/31
the brand new heavies"blother sister"
1994年
ブラン・ニュー・へヴィーズ"blother sister"
3rdアルバムとなる本作。
私個人的にはここまでが彼らのピークではないかとも思える力作。
ベースのアンドリュー・レヴィの打ち出すビートは日本人にも白人にも真似出来ない黒人のノリそのもの。
現在はボーカルが変わってしまっているのでもう別のバンドのようになってしまっている。
エンジニアのYoYoは一度仕事を見たことがあるがとにかく感性のみで音を作る天才系。
悪く言えば天然。
楽曲の出来も秀逸で今現在でも十分に聞ける名作です。
まだ聞いた事がない人はチェックするべき1枚です。
John Paul Jones/Zooma
1999年
ジョン・ポール・ジョーンズ【Zooma ズーマ】
レッドツェペリンのベーシスト ジョンポールジョーンズのソロ1作目。
完全インストという異作。
1曲目、2曲目と地を這うようなベースリフが冴える。
クレジットには12弦ベース、10弦ベースの文字が並ぶ。
ギターとの高速ユニゾンかと思うほどのサウンドは12弦ベースなる楽器の産物。
このアルバムのレコーディングの為にスタジオも楽器も作ったという力の入れようだ。
ミックスダウンも本人が行っている。
残念ながら日本での知名度は低く、音楽ファンにもあまり知られていないが
間違いなく"傑作"である。
レッドツェペリンはJPJが作っていたという噂は本当だと確信できる1枚。
超ローエンドが出ているので私はモニターの低音チェックに使用してます。
2011/01/29
ロンドン・フィルハーモニック・オーケストラ"Kashmir/LedZeppelin"
ロンドン・フィルハーモニック・オーケストラ"Kashmir/LedZeppelin"
LED ZEPPELINの名曲をオーケストラで演奏したこの作品
指揮:ピーター・スコールズ
演奏:ロンドン・フィルハーモニック・オーケストラ
という本格的なもの。
ロックバンドの金字塔 LED ZEPPLINの曲だが印象は変わることなく見事にオーケストラサウンドになっている所が奇妙な気分になる1枚。
こういうCDを聴くと原曲のエネルギーはどんなアレンジになっても死なないという事を再認識させられる。
名曲はどんなに料理しても名曲。
一流のプロが料理するなら良くなるのは当たり前。
オーケストラは苦手というロックキッズにも是非聴いて欲しい1枚です。
【ジャンル】オーケストラ ロック 企画モノ
Deana Carter"Everythng's Gonna Be Allright"
Deana Carte (ディアナ・カーター)
"Everything's Gonna Be Alright"
1998年発売。
セカンドアルバムとなる本作はファーストアルバムよりも より多彩なカントリーサウンドとなっている。
田舎娘のカントリーというよりは都会でも通用するお姉さんサウンドといった感じ。
音質はハイファイで演奏・生楽器の良さが光る1枚。
6曲目のPeople Miss Planes は名曲
何より彼女の声の良さ、歌の上手さが際立つアルバムです。
【ジャンル】ロック カントリー 女性ボーカル 洋楽