第5弾
スピッツ/フェイクファー
1993年発売
今作は共同プロデューサーにカーネーションの棚谷祐一を迎えて作られた。
レコーディング、ミックスエンジニアはユニコーンでお馴染みの宮島さんが手がけている。
運命の人、楓 などシングルカットされた曲をはじめスピッツ・草野マサムネの魅力が詰め込まれた1枚。
歴代スピッツの作品のなかでも1・2位を争う出来だと思います。
一口坂スタジ営業終了記念企画
第4弾
今回はCDではなくDVDです。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェルガンエレファント)
BURNING MOTORS GO LAST HEAVEN
2003年10月11日 幕張メッセで行われた彼らのラストライブを収録したDVD
当日の光景は凄まじかった。
幕張メッセには全国から彼らのファンがおとずれ、チケットを手に入れられなかった多くのファンも会場の外に集まっていた。
幕張メッセは超満員。
ライブが始まった時に感じたのは
「ドラム・ギター・ベース・ボーカル、この4人だけでこれだけの人間が幕張に集まったのか」
という事。
特にMCもなく曲は黙々と終わりへ続いていく。
ラストは彼らのデビュー曲である"世界の終わり"で締めくくられる。
あたかもこの日のために作られたような曲がこのバンドの運命を物語っている。
ギターのアベさんは弦が2本切れた状態で演奏をし切っていた。
"そんな事"はどうでも良いのだろう。
最後の最後までミッシェルであり続けた彼らの姿がここにはあります。
このライブ音源のミックスダウンは後日一口坂スタジオの5STで行われています。
エンジニアはおなじみ山口州治さん。
このミックスダウンにも「解散したから」という理由でメンバーは一度も姿を現すことはありませんでした。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT ラストライブ。
バンドとは何か?ライブとは何か?それを感じる事が出来る貴重な記録映像です。
一口坂スタジオ営業終了記念企画
第3弾
Nina / Nina
1999年発売
佐久間正英さんを中心にジュディマリのyuki、B-52’Sのケイト・ピアソン、Japanのミック・カーン、ドラムのスティーブン・ウルフらによる企画バンドの作品。
河口湖スタジオにてレコーディング、エンジニアはトム・デュラックという最強布陣で臨んだ1枚。
様々な要素が盛り込まれたアルバムだが基本はポップ。
ベースのミック・カーンは既に他界しており日本での貴重なプレイが収録されている。
録音はアナログMTR スチューダーA800 Mk2 をメインに
デジタルレコーダーはSONY3348を使用せずにオタリのRADARというハードディスクMTRを使用している。
1972年 デビュー作
私がこのアルバムを手にしたのは偶然でした。
いわゆるジャケ買いというものです。
第一印象は「ダセージャケットだな」でした。
しかし中身は以外や以外・・結構な力作です。
○キャプテン・ビヨンドはディープパープルの初代ヴォーカル ロッド・エバンス、ボビー・コールドウェルが中心の実力派バンド。
このメンバーでの作品は今作のみとなってしまいますが、ハードロック、プログレなど織り交ぜた素晴らしいロック作品となっています。
隠れた名作ではないでしょうか?
おまけ:以前スピッツの草野さんにこのCDを見つかって「キャプテンビヨンド懐かしい~結構好きだったなあ」という話をした事を思い出しました。
ケニー・ロギンスとジム・メッシーナのユニット
ロギンス アンド メッシーナの1972年発売のファーストアルバム。
ケニー・ロギンスと言えばトップガンの主題歌のイメージが強いかもしれませんが
歌手としての才能を開花させたのはプロデューサーであるメッシーナだったようです。
1曲目から素晴らしいハーモニーが聞けますがなんと言ってもお勧めは2曲目の"Danny's Sons"
とにかく曲が素晴らしいしアレンジも牧歌的なバラード調なのですが感情を動かされるようなボーカル。
ラストコーラスまでおいしいハーモニーが出てこない所も憎い演出です。
イントロや曲頭、アルバムの1~3曲目までしか気にしない現在のJ-POPにはない曲を最初から最後まで楽しむアレンジ、アルバムを通して聞く楽しさを再発見させられる素晴らしいアルバムです。
是非一度手にとってお聞き下さい。
イーグルス "ベリー・ベスト・オブ・イーグルス"
言わずと知れたアメリカのロックバンドのベスト版。
現在は株式会社イーグルスとなっている(何だそれ?)
リマスターが施された本作はデビュー曲の「テイク・イット・イージー」もサウンドが見事に蘇っている。
初期からホテルカルフォルニア以降までイーグルスの歴史を納めた1枚。
最近は再結成後のゴタゴタでドン・フェルダーが解雇されたりとファンには嬉しくない活動状況だが
デビューの1971年~1982年解散までの名曲が詰まっている。
楽曲の素晴しさもさることながら演奏の完成度、見事なコーラスワークなど現在の日本の音楽業界には見られないプロの仕事を聞くことが出来る1枚。
モニターチェックに、ドライブに、とにかく無性に聞きたくなる最高のアルバムです。